


なぜ、私がホーム太子堂に就職したのか?その理由は正直、今でもよく分からない。私は、学生時代にこのホーム太子堂という施設でバイトをしていた。初めてここを訪れた時の印象は、みんなテンションが高く、「何!?」といった感じだった。自分の中では「はぁ?無いな・・・」って思う所だったけど、いざ社会人になって他の施設に就職した時、「何か違う・・・」って思うことが多く、ここが懐かしくて戻ってきました。
魅力は?って聞かれると正直何か分からないけれど、ココには何か惹かれるモノがあると思う。
仕事は結構しんどいし、日々いろんなことに頭を悩めるけれど、戻ってきたことに後悔なんてなく、むしろ良かったと本当に思う。
言葉ではうまく言い表せないけれど、魅力ってきっとそういうことだと思うし、実際に自分で経験してきたからこそ余計、ココに惹かれているのかも知れない。
ココでは他の施設ではなかなか味わえないことも多く、“介護だけじゃない!”と思えることこそが、私がホーム太子堂で働く大きな理由のひとつになっているんだと思う。
11:30 出勤・食事の準備
12:00 食事介助・下膳
13:00 トイレ誘導
14:00 検温・コミュニケーション
14:30 休憩
15:30 おむつ交換
17:00 夕食の準備と水分補給
18:00 夕食の介助
19:00 口腔ケアとトイレ誘導・着床
20:30 引継ぎ・退社

私の家の玄関には一枚の色紙が飾られています。
数年前、とあるご利用者がふと書いてくれた二文字の言葉【忍耐】。
そのご利用者は何気に書いただけかも知れない。書いてくれた時には気付かなかったけれど、その後の自分にとって大きな意味を持つ言葉になりました。
1人のご利用者が何気に書かれた、たった二文字の言葉。
さりげない一言がこんなにもスーッと心の奥にまで入ってきたのも、ご利用者からの言葉だったからだと思います。
これからの人生の中で、この二文字は決して忘れることはないし、中途半端な自分自身へのテーマとしてずっと残り続けると思います。
このように何気ない日常の中にも、新たな気付きを与えてくれる。そういったところも、この仕事のやりがいや醍醐味に繋がっているんだと思います。そのご利用者はもういらっしゃいませんが、もう一度心から「ありがとう」を伝えたいな。

17歳の時。元皇太妃ダイアナがTVに映っている姿を見て、私は衝撃を受けた。他国の場違いの場所へ行く・・。そんなダイアナに憧れを持った。私もいざ海外進出、って思ったけれどその思いから早8年。
ただ自分の夢に向かって必死に走っていた気がする。
22歳。ダイアナが亡くなったフランスへ旅立った。慰霊碑に願いを込めて会うことはできなかったけれど、私の人生に衝撃を与えた人として自分の中で偉大な存在となっている。
“すべてを知るものはすべてを手に入れる・・・”どこの誰かが言ったそんな言葉がふと頭をよぎり、フランスを後にした。
そこから3年の月日が流れ、今こうして日本にいる。
自分のスタートラインはここ日本と決め、新しく歩みだそうと思った。
しかし、現実を見ると保証のない未来に苦しみ自分を見失うことも多い。そんな今だからこそ、ダイアナを思い出し、希望を捨てずに歩んで行こうと思う。
人生一度。一度しかない人生だからこそ、後悔のない人生を送りたい。
今まで出会ったすべての人たち、これから出会うであろう人たちとの絆を大切に、今を精一杯生きたいと思う。
